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研究報告

住友化学 技術誌 2014(2014年7月31日発行)

新規殺菌剤フェンピラザミンの研究開発

フェンピラザミンは、住友化学(株)が発明・開発したアミノピラゾリノン骨格を有する新規殺菌剤である。本剤は、高い抗菌活性、予防効果、植物内への浸達性、病斑進展阻止効果、残効性を有すると共に収穫前日数が短く、殺菌剤として優れた特長を有する。また、人への安全性が高くかつ、環境への負荷も少ない。本剤は、2012年にPROLECTUS®が世界で最初にイタリアで、2014年にピクシオ®DFが日本で上市され、現在では世界各国で農薬登録を取得している。
( page 4~16 by 木村 教男、橋爪 雅也、栁澤 和幸、石田 一、三浦 正哉、森本 隆史、於勢 佳子)

ジプロピレングリコール/トリプロピレングリコール新製法の開発

現在、ジプロピレングリコール(DPG)およびトリプロピレングリコール(TPG)は、プロピレンオキサイド無触媒水和法によるプロピレングリコール製造の副生品として製造されている。当社は、高収率でDPG/TPGのみが得られる新規なニオブ触媒の開発に成功し、シンプルかつエネルギー消費の少ないプロセスとして工業化技術を確立した。今後はDPG/TPG新製法技術として、技術ライセンスのプロモーション活動を開始する予定である。
( page 17~24 by 石原 慎二郎、吉井 政之、池田 翔子、篠原 浩二、村田 誠)

化学装置材料の非破壊評価技術の開発と適用

化学プラントでは運転開始後40年を超える高経年化設備や工場内に広く敷設された配管、海外展開に向けて大型化する機器などが増加しており、プラントの安全・安定操業の確保が課題である。このためには網羅的なプラント設備の状態把握と診断結果に基づいたメンテナンスコストの効率的・選択的な投入が必要である。この目的を達成するために低コスト、高速度、高品質をキーワードに開発した化学装置材料の非破壊評価技術を紹介する。
( page 25~35 by 末次 秀彦、多田 豊和、楠本 達也)

住友化学グループの情報セキュリティ確保に向けて

ITの活用がビジネスを支える手段の一部となって以来、企業は情報セキュリティの確保に向けて様々な活動を行ってきた。しかし、昨今のIT環境を取り巻く脅威、IT技術及びグローバル化などの環境の変化は、国際規格の改訂などにも影響を与え、企業の情報セキュリティ対策の見直しも必要となってきている。本論は、住友化学グループにおける情報セキュリティの取り組みについての一考察である。
( page 36~44 by 中井 加津代、兼平 崇之、清水 寿美)

【技術紹介】無機素材を主原料とした新規機能材「タフクレースト®」

【技術紹介】脳疾患診断薬「ダットスキャン®静注」の概要と運動障害疾患分野における今後の展望

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