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研究報告

住友化学 技術誌 2015(2015年7月31日発行)

昆虫媒介性感染症対策への取り組みと研究開発-マラリア、デング熱を中心として-

ベクターコントロールは、マラリアやデング熱に代表される昆虫媒介性感染症を制圧する手段として極めて重要である。マラリアに関しては長期残効性蚊帳(LLIN)、屋内残留散布(IRS)、またデング熱については、幼虫剤及び空間噴霧が主要なベクターコントロール手段である。住友化学(株)は新規LLINとして2012年にOlyset®Plusを上市するとともに、同年Olyset®DuoをWHOに申請した。さらにIRS製剤SumiShield®を開発し2014年にWHOに申請した。一方デング熱対策用製剤として、空間噴霧剤SumiPro®を2014年に上市するとともに、同年、長期残効性幼虫剤であるSumiLarv®2MRをWHOに申請した。本稿ではこれらの新規ベクターコントロール製品の効力特性について報告する。
( page 4~14 by 大橋 和典、庄野 美徳)

MOCVD法による化合物半導体エピタキシャル成長(Ⅳ)

GaAsに代表される化合物半導体はその優れた電子輸送特性、高周波特性等を活かし、現在スマートフォン、タブレットPC、通信基地局等の通信デバイス用に広く用いられている。その中の主要用途の一つとしてスマートフォンの信号送受信を司るフロントエンドモジュールが挙げられ、その中の信号送信用パワーアンプ等にInGaP系ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(InGaP-HBT)が適用されている。本稿ではこのInGaP-HBTの有機金属気相成長法を用いた結晶成長技術について解説する。
( page 15~24 by 高田 朋幸、福原 昇、山田 永、秦 雅彦、栗田 靖之)

計算科学を用いた材料の機能予測と設計

近年、シミュレーション技術と計算機の著しい進歩により、計算科学を活用して高機能な材料を設計する計算材料科学が、当社の研究開発においてますます重要な位置を占めるようになってきている。無機蛍光体や有機半導体に関する解析事例を中心に、当社の計算材料科学におけるこれまでの取り組みを紹介するとともに、最近の計算材料科学における動向を踏まえて将来展望についても記述する。
( page 25~37 by 石田 雅也、栗田 靖之、中園 明子)

Predictive Functional Controlの実用化手法の開発および社内適用展開

PID制御を補う制御手法として、PFC(Predictive FunctionalControl)に着目し、実用化手法を開発した。PFCは化学プラントの高度制御技術として知られるモデル予測制御(MPC:Model Predictive Control)の一種であり、MPC同等の高い制御性能とアルゴリズムが簡易であることを特徴としている。PFCは、PLC(Programmable Logic Controller)やDCS(Distributed Control System)の標準機能にて実装が可能であり、一般的なMPCと比較して、既存制御システムへの組み込みや維持・管理が容易となる。本稿では、本技術の概要と実プラントへの適用事例について紹介する。
( page 38~45 by 橋爪 悟)

【技術紹介】太陽電池封止シート用新規材料の開発

【技術紹介】自動解析技術を活用した安全性評価-in vitroおよびin vivo小核試験-

【技術紹介】医薬品の初期安全性評価におけるゼブラフィッシュの有用性

【技術紹介】非臨床PET分子イメージング試験

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