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研究報告

住友化学 技術誌 2016(2016年7月29日発行)

マンデストロビンの研究開発

マンデストロビンは住友化学(株)が開発したメトキシアセトアミド系新規殺菌剤である。本化合物は予防効果、治療効果、浸達性、残効性、耐雨性等の効力特性に優れる他、主要作物への薬害リスクが低いという特性を有する。また人への安全性が高くかつ、環境への負荷も少ない。本剤は、国内ではスクレア®フロアブルとして2015年に農薬登録され、2016年に販売開始した。海外ではINTUITY®等の商品名にて、EU諸国、米国、カナダ、ブラジル、オーストラリア、韓国で開発が進んでいる。
( page 4~17 by 廣富 大、植田展仁、木口 奏、広田 将司、岩下 勝将、小高 理香 )

米国環境保護庁の内分泌かく乱物質スクリーニング計画に対する取り組み

1990年代後半に内分泌かく乱作用を有する化学物質(ED物質)の存在が提唱され、ヒトあるいは環境生物に対する影響の有無が世の注目を集めるようになった。その結果、各国の規制当局はED物質の規制強化に着手している。特に、米国では環境保護庁が内分泌かく乱物質スクリーニング計画(EDSP)を公表し、世界に先立って農薬・化学物質の体系的な調査を開始している。本稿では、住友化学(株)におけるED物質の評価に向けた取り組みを紹介するとともに、EDSPの概要および当社剤であるピリプロキシフェンのEDSP評価結果について報告する。
( page 18~27 by 南健太、於勢佳子、山口尊史 )

天然ゴム/カーボンブラック複合体の新規カップリング剤による高性能化

近年、様々な分野で省資源、省エネルギーの取り組みがなされており、タイヤにおいても、省燃費化への貢献が要望されている。タイヤによる省燃費化を図るには、タイヤが自動車の駆動力に対して受ける抵抗の一つである転がり抵抗を低減させることが極めて重要となる。本稿では、カップリング剤の技術を概観するとともに、高性能の省燃費タイヤを指向し、新たに開発したカーボンブラックカップリング剤について紹介したい。
( page 28~35 by 上北泰生、渡邉要介、井山浩暢、オズトゥルクオルハン )

新規防蟻剤ガントナー®SCの防蟻効果

ガントナー®SCは、ネオニコチノイド系殺虫剤クロチアニジンを配合するシロアリ防除業者向けの新規防蟻剤である。本剤は、土壌処理剤として開発、認定されたが、実際の使用方法を考慮すると、床下の土壌表面処理による防蟻効果だけでなく、床下のコンクリート面処理による防蟻効果および穿孔注入処理による駆除効果、さらに難防除といわれるアメリカカンザイシロアリの羽蟻に対する防蟻効果も求められる。本稿では、本剤のこれらの防蟻効果について紹介する。
( page 36~44 by 安芸誠悦、前西馨、川畑朝子、雨田朋子 )

【技術紹介】エアバッグカバー用TPEの開発-顧客の求める機械特性、外観品質を目指して-

【技術紹介】電磁超音波探触子(EMAT)を用いた配管架台接触部の外面腐食検査技術

【技術紹介】ナノ液体クロマトグラフィー/質量分析技術と診断法開発への応用-希少疾患ファブリー病の診断の改善に向けて-

【技術紹介】高精度水蒸気透過度測定技術-API-MS法の性能評価および封止性評価技術-

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