製品情報
温調樹脂
(ヒートレージ® / コンフォーマ®)
温調樹脂 (ヒートレージ® / コンフォーマ®)の特徴
- 相変化に際しても形状保持が可能な潜熱蓄熱性の樹脂
- 樹脂そのものが温調性能を有しており、従来品の欠点である相変化による液状温調成分の漏洩の心配が無い
- シート、発泡体、繊維など様々な形態に成形可能
シート用グレード: ヒートレージ®
- 20~50℃の範囲内の所望の特定温度域で吸放熱の調節が可能
-
本材周囲の温度変化を緩和
- 成形加工後も温度調節域で固体形状を維持従来の低分子系温調材料とは異なり温調成分の液化による漏洩が無いため、使用に際してマイクロカプセル化やアルミパック、プラスチック容器などへの封入の必要がありません。
- 成形品は、切断、釘打ち、タッカー留めなどが容易であり、建材、自動車材、電子デバイスなどに幅広く活用可能
応用例:建材への活用
1. 夏期
屋根の断熱材の中間に配置することで、夏期日射ピーク時の室内侵入熱を大幅に削減する効果があり、一日を通して、冷房負荷の軽減による省エネルギー効果が期待できます。
2. 冬期
日中、窓から室内に入る日射熱を蓄熱し、夜間に放出することで、室内の温度変化を抑制し、暖房負荷の軽減とともに快適性を向上します。
繊維用グレード:コンフォーマ®
- 繊維構造自体に温調機能(25-35℃前後)を持たせることが可能
- マイクロカプセルなどを用いることなく、温調樹脂自体を溶融紡糸することが可能。パラフィンにはない広い吸放熱の温度範囲を有する。
- 衣服・寝具などに応用することで、暑い時は吸熱し、寒い時は放熱し、快適な温度をより長時間保持
- 不織布に加工することで、自動車内装材、農業土木建築資材をはじめ温度調節を必要とする様々な分野に応用が可能
応用例:衣服への活用(グラフはイメージ)
1. 夏期
涼しい室内から暑い屋外へ出た際の衣服内温度変化
2. 冬期
温かい室内から寒い屋外へ出た際の衣服内温度変化
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