CO₂を原料にした省エネバインダー
APC(脂肪族ポリカーボネート樹脂)
二酸化炭素を固定化したカーボンニュートラルな熱可塑性樹脂(開発品)です。250℃という低温で分解し、また残渣が少ないため、金属やセラミックスなどのプリンテッドエレクトロニクスの省エネバインダー樹脂として使用できます。また、Tgが低く柔らかいため、汎用樹脂の改質(強靭化)にも使用できます。専門の研究チームを有しておりカスタマイズについての相談にも対応できます。
この製品の特長
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熱分解性(嫌気下・好気下)
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低温分解(250℃前後)
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吸熱分解
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低残渣
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熱可塑性(80℃前後)
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低Tg(30℃前後)
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二酸化炭素原料
使用実例
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Before
バインダーの脱脂・焼成にエネルギーが必要です。残渣により無機材料の特性(熱、電気の導電性など)が低下します。
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After
低温で脱脂・焼成できるためプロセスの省エネルギー化が可能です。残渣が少ないため無機材料の特性(熱、電気の導電性など)を損ないません。
製品を利用するメリット
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1省エネルギー
好気下、嫌気下に関わらず、250℃で熱分解するため焼成プロセスの温度を低下させることが可能です。
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2製品の品質向上
焼成後の残渣が少ないため、無機材料の良さを100%発揮させることが可能です。またガラス転移点が室温付近と低い物性であるため、ポリオレフィンなどの汎用樹脂に分散させることで、樹脂の靭性を向上させることも確認しています。
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3プロセス改善・生産性向上
製品の製造時間の短縮が可能です。また吸熱分解であるため分解熱による温度コントロールの調整工数を軽減できます。また残渣処理の工数も削減できます。
こんなところに使えるかも
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セラミック成型品
低温で分解し残渣も少ないため、無機材料のバインダーとして使用した際にプロセスの省エネルギー化、および無機材料の特性の損失防止が可能。
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