化学の力で、サステナブルな社会を

ケミカルリサイクル

プラスチックは、自動車等の軽量化によるエネルギー効率の向上・環境負荷低減など、さまざまな社会課題の解決に貢献する有用な材料です。しかし一方で、廃プラスチックの環境への影響や化石資源である石油利用による温室効果ガスの増加が、世界的に喫緊の課題となっています。これら課題の解決には、資源の使用量削減、再利用、循環(リサイクル)の3つを組み合わせて対応していくことが必要です。住友化学が取り組んでいるケミカルリサイクルは、サステナブルな社会実現に必要な炭素循環の鍵となる技術です。“ごみ”や廃プラをプラスチック原料(モノマー)に変換し、再び重合することでプラスチックを製造することができます。プラスチックを再利用するマテリアルリサイクルでは叶わなかった、新品と同等の品質を実現でき、環境負荷も低減できる理想のリサイクルになり得ます。連携パートナーのコア技術×住友化学のコア技術でサステナブルな炭素循環を実現します。

この製品の特長

  • エコなプラスチック

使用実例

  • Before

    プラスチックは、安定的な物質であるため自然環境下ではほとんど分解されません。環境中に排出されたプラスチックは、環境にとどまり続け、海洋汚染などの環境破壊の一因となってしまいます。

  • After

    ケミカルリサイクル技術を開発することで、ゴミや廃プラが資源になります。これがきっかけになり、私たちはゴミや廃プラを積極的に回収するようになり、美しい自然環境を取り戻すことにも繋がります。

製品を利用するメリット

  • 1「ゴミや廃プラ」が資源に

    ケミカルリサイクル技術が社会実装されることで、「ゴミや廃プラ」は人類の資源になり、私たちが今までよりも積極的に回収することになります。それにより「ゴミや廃プラ」が減少し、美しい自然環境を取り戻せます。

  • 2温室効果ガスの削減へ

    廃プラスチックのケミカルリサイクル技術の実現により、廃プラスチック排出量の削減と廃プラスチック燃焼時に発生する温室効果ガス排出量の削減が期待できます。また、廃プラスチックから新しいプラスチックを製造するため炭素循環にも貢献できます。

  • 3化石資源の削減にも

    従来は貴重な化石資源を原料にプラスチックを製造してきましたが、我々の技術を使うことで化石資源使用量の削減に貢献できます。

こんなところに使えるかも

  • ポリ袋(PE)

    ケミカルリサイクルでは、”ごみ”や廃プラスチックをエチレンに化学変換することができます。エチレンを重合することでポリエチレン(PE)にし、我々の生活に必要不可欠なポリ袋へと再生させます。

  • カップ麺の容器(PE)

    廃プラスチックを原料として利用するケミカルリサイクルでは、廃プラスチックをエチレンに化学変換します。エチレンを重合することで再びポリエチレン(PE)にし、カップ麺の容器・包装の材料として再生させます。

  • 車のバンパー(PP)

    ケミカルリサイクルでは、”ごみ”や廃プラスチックをプロピレンに化学変換することも可能になることが期待されています。プロピレンを重合することでポリプロピレン(PP)にし、自動車のバンパーへと再生させます。

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