機械物性と耐薬品性に優れたPP材

耐薬品性・高剛性PP

住友化学独自の配合技術により、車載電池の放電、充電環境下で耐えられるPPを開発しました。耐薬品性・高剛性PPは、電池モジュール内部に使われるエンジニアリングプラスチックの代替材としても期待されています。耐熱性、耐薬品性に特長を持ち、機械物性にも優れていることから、電池モジュール内部で電池寿命と同等の期間、使い続けることが可能。また、従来のエンジニアリングプラスチック材料と比べて比重が小さいため、電池の小型化や軽量化にも貢献します。

この製品の特長

  • 耐薬品性

  • 高剛性

  • 軽量化

使用実例

  • Before

    電池の高容量化・長寿命化に対して、電池モジュールが重くなり走行距離を伸ばせないのが課題だった。

  • After

    電池の軽量化、小型化を実現することで、xEV車（次世代車）の航続距離の向上に貢献。

製品を利用するメリット

  • 1耐薬品性

    電池の放充電環境でも耐えられるため、エンジニアリングプラスチックの代替材として活用できます。

  • 2カスタマイズが可能

    車載二次電池の種類や特性に合わせた材料設計、配合が可能なため、ニーズに合わせて使用いただけます。

  • 3低環境負荷

    他樹脂に比べて、製造時のCO₂排出量が少なく、環境保全にも貢献できます。

こんなところに使えるかも

  • 電池モジュール内部

    耐薬品性に優れていることから、電池モジュール内部の樹脂化に貢献できます。

  • 産業用二次電池

    車載二次電池に限らず、産業用の二次電池においても活躍が期待できる特長を備えています。

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