世界初『デュアルカラーOLED照明パネル』を展示（Light+Building2014）

2014年03月07日

POLYMER OLED照明の進化の形を具現化（Light+Building2014）

住友化学株式会社は、2014年3月末、ドイツ フランクフルトで開催される世界最大級の照明・建築技術見本市「Light+Building（ライト・アンド・ビルディング）2014」に、高分子有機EL照明を出展いたします。

2012年の出展に引き続き、展示ブース等のアートディレクターに、日本を代表する世界的照明デザイナーの石井幹子氏を迎え、『The Most Advanced Polymer OLED』をキャッチ・コピーに、世界最先端の高分子有機EL照明の魅力を最大限に引き立たせたオブジェを展示します。
名付けて、『OLED COSMOS』。高分子有機EL照明で形作られた宇宙空間を表現し、高分子有機ELが将来に向けて無限に広がっていく可能性を暗示させるデザインとしました。

今回の『OLED COSMOS』を形作る照明パネルは、前回「Light+Building2012」で出展した淡い色調を主とする和の色と異なり、鮮やかな色合いが特徴で、従来型の照明では達成が難しかった驚異の薄さを実現しています。また、当社が誇る塗布技術により、世界で初めて^※同一パネルの2色塗分けによる『デュアルカラーOLED照明パネル』の量産技術を確立しました。「Light+Building2014」での展示を皮切りに、2014年4月より高分子有機EL照明パネルの販売を開始いたします。

• 2014年2月当社調べ（世界初は、塗布技術による有機EL照明パネルの2色塗り分け表現）

本件報道に関するお問い合わせ先	住友化学株式会社 コーポレートコミュニケーション室
TEL	03-5543-5102
有機EL照明HP URL	http://www.sumitomo-chem.co.jp/pled/

資料1

住友化学の高分子有機EL照明の特長

• 塗布、印刷法による低コスト製造が可能
• 各種発光色を、1回の発光層塗布（印刷）で作製可能
• 太陽光に近い自然な光や、デザイン性の高い鮮やかな色から中間色まで、多彩な光色を実現
• 薄い面光源
• 目に優しい光の波長
• 環境にやさしい水銀レス

有機EL（エレクトロルミネッセンス）とは

有機物に電圧をかけ電流を流すことによって発光する現象を指します。同じ現象を利用した有機発光ダイオード（Organic Light Emitting Diode：OLED）も一般的に有機ELと言われます。特に、発光する有機物に高分子を用いたものは、高分子有機EL（Polymer OLED）と呼ばれています。

照明・建築技術見本市「Light+Building（ライト・アンド・ビルディング）2014」とは

ドイツのフランクフルトで2年に一度開催される、世界最大級の照明や建築技術の見本市。当社の出展は、本年で2回目となります。照明メーカーや建築技術メーカーを中心に、最先端の製品・技術が展示され、ヨーロッパを中心に世界中から多くの人が訪れます。

「Light+Building2014」

開催期間	2014年3月30日（日）-4月4日（金）
場所	ドイツ メッセ・フランクフルト（Messe Frankfurt）
当社出展場所	ホール4.1 スタンドG60

資料2 石井幹子氏ご紹介

2014-3-1

主な作品は、東京タワー、レインボーブリッジ、東京ゲートブリッジ、明石海峡大橋等のライトアップ、函館市や長崎市、倉敷市、鹿児島市の景観照明、姫路城、白川郷合掌集落、平城宮跡大極殿、秋芳洞、歌舞伎座ライトアップ、光都東京・LIGHTOPIA、創エネ・あかりパーク他。
海外の作品では、上海ワールドフィナンシャルセンター（上海）、<日仏交流150周年記念プロジェクト>パリ・ラ・セーヌ、<JAPANITALY>（ローマ）、ブダペスト・エリザベート橋ライトアップ、<日独交流150周年記念イベント>ベルリン・平和の光のメッセージ､「パリ・MAISON＆OBJET」特別展示他。

北米照明学会や国際照明デザイナー協会より大賞及び優秀賞を受賞する等、国内外での受賞多数。日本照明賞、東京都文化賞をはじめ、2000年秋、照明デザインへの貢献により、紫綬褒章を受章。

著書

作品集	「光時空」、「光未来」、「光の創景」、「光無限」他。
著書	「LOVE THE LIGHT, LOVE THE LIFE 時空を超える光を創る」、「光が照らす未来-照明デザインの仕事」、「新・陰翳礼讃」、「光の21世紀」他。

光文化フォーラム代表として、国内外の光文化の継承・発展にも力を注いでいる。