2014年度新入社員に対する挨拶（要旨）

2014年04月01日

社長・COO 十倉 雅和

住友化学は、中期経営計画において「Change and Innovation - for the next hundredthanniversary -」というスローガンを掲げ、事業ポートフォリオの高度化や次世代事業の開発、チャレンジ精神・プラグマティズム・多様性を尊重する企業風土の醸成などの変革を一層進めていくことで、次の100年間も発展を継続していくための「強固な経営基盤づくり」に取り組んでいる。この中期経営計画を迅速かつ着実に実行していくことで高収益基盤を確立し、社会とともに持続的に発展していくグローバルな総合化学企業の実現を目指して、力強く前進していきたい。

当社の一員となられた新入社員の皆さんには、3つのことを望みたい。

1.「社会から信頼される人になる」こと

企業存続の前提は、社会から信頼されることにある。300年以上の歴史を有する住友の事業精神の基本は、「信用を重んじ確実を旨とする」ことである。これは、顧客をはじめとする関係先の信頼、社会の信頼に応えることを最も大切にするということだ。コンプライアンスを徹底し、社会の信頼に応え、誠実に行動すること、そして、CSRへの高い意識を持って仕事に取り組んでいただきたい。

2.「志を高く持ち、常に学ぶ努力を続ける」こと

住友化学の使命は、コーポレートスローガンである「豊かな明日を支える創造的ハイブリッド・ケミストリー」に表されるように、新しい価値を創造し、人類社会の発展に貢献していくこと。これを実現するためには、社員各人の強い意志や実行力、そして志を高く持ち常に学ぶという心掛けが大切だ。仕事を通じて社会に貢献し、それぞれが自己実現を果たしていくために、常に挑戦を続け、学び、自らを磨いていくことを心掛けていただきたい。チームワークの大切さも学び、住友化学グループという共同体の一員として目的を果たすために何をすべきかを真摯に考え行動してほしい。

3.「グローバルな視野を持ち、多様性を尊重し、自らをグローバルな人材に昇華させる」こと

事業のグローバル化の進展により、海外で活躍する機会や、異なる文化・価値観を持つ人々と共に仕事をする機会が従来以上に広がっている。異なる考え方や文化を持つ人々と互いに理解しあう姿勢、すなわち多様性を尊重する姿勢を持ち続け、仕事を通して世界中の人々と交流を深めていただきたい。そして、グローバリズムの時代を生きているという覚悟を持っていただき、一人一人が住友化学グループの発展を支えるグローバル人材として大きく成長することを期待している。

以上

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