「オリセット®ネット」33万張りをミレニアム・ビレッジへ寄付
2014年04月07日
住友化学株式会社
住友化学は、コロンビア大学地球研究所、国連開発計画(UNDP)、米国の非営利団体「ミレニアム・プロミス」が中心となって推進している「ミレニアム・ビレッジプロジェクト」に協力し、アフリカの「ミレニアム・ビレッジ」に対し、マラリア予防用の蚊帳「オリセット®ネット」(※1)33万張り(120万ドル以上に相当)を寄付いたします。
住友化学は、2006年に33万張り、2010年に40万張りを「ミレニアム・ビレッジ」に寄付しており、今回寄付する「オリセット®ネット」は、現地ですでに使われている蚊帳の更新用として活用されるとともに、未使用の家庭にも配布される予定です。
現在、世界では、年間2億人以上がマラリアに感染し、約63万人が命を落としており、犠牲者の多くはアフリカの子どもたちです。感染による就業機会の喪失などにより、アフリカではGDPが年間120億ドル失われていると推定され、貧困撲滅のためにもマラリア対策は必要不可欠となっています。「ミレニアム・ビレッジプロジェクト」は、貧困地域が自立的に発展していくために必要な基盤をつくる取り組みで、「ミレニアム・ビレッジ」として指定されたアフリカ10カ国内の村で、食糧生産、感染症対策などに関する総合的な支援が実施され、マラリア感染の減少にも大きく貢献しています。「ミレニアム開発目標(※2)」達成のための実践的な取り組みとして期待されており、日本をはじめとする各国政府、国際機関、基金、民間企業などがプロジェクトパートナーとして協力しています。
住友化学は、引き続き「オリセット®ネット」事業を通じたアフリカ支援に積極的に取り組んでまいります。
- 「オリセット®ネット」:防虫剤を練りこんだポリエチレン製の糸で織られたマラリア予防用の蚊帳。耐久性に優れ、防虫剤が蚊帳の表面から徐々に染み出し、繰り返し洗濯しても効果が5年以上持続する点が特長で、経済的かつ効果的にマラリアを媒介する蚊から身を守ることができる。2001年にはWHO(世界保健機関)から世界で初めて長期残効蚊帳としての効果が認められ、使用が推奨されている。
- ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals:MDGs):国際連合が2000年9月に採択した国連ミレニアム宣言にもとづき、貧困、教育、環境、人権など8つのテーマについて、達成すべき目標とアクションプランを定めたもの。
以上
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