米国ユニバーサルディスプレイ社と有機EL照明デバイスに関する技術ライセンス契約を締結
2015年01月22日
住友化学は、このたび、米国ユニバーサルディスプレイ社(以下、「UDC社」)との間で、同社から印刷法を適用した有機EL照明デバイスに関する技術のライセンス供与を受けることについて合意し、技術ライセンス契約を締結いたしました。
住友化学は、当社および100%子会社であるケンブリッジディスプレイテクノロジー社が有する高分子有機EL技術を活用して有機EL照明の事業化に取り組んでいます。2014年3月にはドイツ・フランクフルトで開催された照明・建築技術見本市「Light+Building2014」に、世界初※のデュアルカラー有機EL照明パネルを使用したデザイン照明「OLED COSMOS」を出展し、さらには一般照明への展開を目指しています。
- 2014年2月当社調べ(塗布技術による有機EL照明パネルの2色塗り分け)
住友化学は、今回UDC社との契約で取得した技術ライセンスを活用することにより、照明デバイスの発光効率向上に向けた技術開発を加速させ、有機EL照明事業の拡大を図ってまいります。
以上
住友化学有機EL照明HP URL
UDC社の概要
代表者(President&CEO) | Steven V. Abramson |
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事業内容 | 有機EL関連の技術開発およびライセンス、有機EL材料の製造販売 |
本社所在地 | 米国ニュージャージー州 |
設立年月日 | 1994年6月 |
株主資本 | 約4.4億米ドル(2014年9月末) |
- 本件は、米国ニュージャージー州において、現地時間の1月21日16時(日本時間:22日6時)に、同社との連名により添付文書の内容を発表しております。
ご参考
住友化学の高分子有機EL照明の特長
- 塗布、印刷法による低コスト製造が可能
- 各種発光色を、1回の発光層塗布(印刷)で作製可能
- 太陽光に近い自然な光や、デザイン性の高い鮮やかな色から中間色まで、多彩な光色を実現
- 薄い面光源
- 目に優しい光の波長
- 環境にやさしい水銀レス
有機EL(エレクトロルミネッセンス)とは
- 有機物に電圧をかけ電流を流すことによって発光する現象を指します。
- 上記現象を利用した有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode:OLED)も一般的に有機ELと言われます。
- 特に、発光する有機物に高分子を用いたものは、高分子有機EL(Polymer OLED)と呼ばれています。
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