「サンライズ西条加工センター」にJA全農えひめならびに愛媛銀行の新規出資決定

2015年05月11日

住友化学等が出資するカット野菜事業会社「株式会社サンライズ西条加工センター」は、全国農業協同組合連合会愛媛県本部（以下、「JA全農えひめ」）および株式会社愛媛銀行より、新たに出資を受けることとなりましたので、お知らせします。

住友化学は、農薬、肥料、各種農業資材などの農業関連製品やサービスを幅広く提供し、安全安心で効率的な農業生産を総合的に支援する「トータル・ソリューション・プロバイダー（以下、「TSP」）」ビジネスを展開しています。サンライズ西条加工センターは、TSPビジネスにおける6次産業化の取り組みの一環として、住友化学や他の出資者が2014年2月に愛媛県西条市に設立し、同年11月から四国地方最大級となるカット野菜工場の稼働を開始しました。同社では、HACCPによる衛生・品質管理の下で、農産物を加工・パッキングし、四国、近畿、中国、九州地方などに出荷しています。

このたびのJA全農えひめからの出資は、日本経済団体連合会とJAグループが取り組んでいる「経済界と農業界の連携」を象徴する事例のひとつで、地域ブランドの構築による産地形成や、農業の6次産業化・高付加価値化など、地域農業の活性化に向けた役割を一層果たしていきます。また、カット野菜工場が立地する西条市は、「四国経済を牽引する『総合6次産業都市』推進計画」を掲げて農業の生産、加工、流通の融合などに取り組んでおり、サンライズ西条加工センターはその中核を担うべく体制を拡充していきます。また、今回の新規出資に合わせて、住友化学ならびに伊予銀行が若干の増資に応じることも決定しています。

住友化学は、これまでに培ってきたさまざまな知見やノウハウを活用し、サンライズ西条加工センターや、国内各地に設立した農業法人「住化ファーム」「サンライズファーム」とともに、地域の生産者や生産者団体、自治体などの関係者と協力しながら、地域農業の発展にこれからも貢献してまいります。

ご参考

サンライズ西条加工センター（本件出資後の資本金：138百万円）

	本件出資前	本件出資後※
住友化学	49.0%	49.9%
高瀬運送	24.0%	17.0%
全国農業協同組合連合会愛媛県本部	-	7.1%
西条市農業協同組合	10.0%	7.1%
ヤマエ久野	8.0%	5.7%
伊予銀行	4.0%	4.9%
愛媛銀行	-	4.5%
西条産業情報支援センター	5.0%	3.5%

• 小数点以下四捨五入のため、合計が100%にならない。

以上

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