モンサント社と雑草防除分野の次世代技術について新たなグローバル協力関係を構築
2016年06月28日
住友化学は、このたび、米国の種子・バイオ大手であるモンサント社との間で、雑草防除において新たなグローバル協力関係を構築することに合意しました。
このたびの合意は、両社で、次世代の雑草防除体系の創出・普及を目指すもので、住友化学は新規剤を含むPPO※阻害型除草剤の開発を担います。
住友化学は、2010年にモンサント社と米国における雑草防除分野での戦略的協力関係を築き、2014年にはブラジル、アルゼンチンで当社の除草剤であるフルミオキサジンを同社の雑草防除体系に組み込むことに合意し、同社の除草剤ブランド「RoundupR」の有効成分グリホサートに抵抗性を示す難防除雑草の抑制に大きな成果を上げてきました。
住友化学は、高い成長が見込まれるライフサイエンスを重点分野の一つと位置付けています。今回の協力関係による除草剤製品群の拡充を含め、グローバルに農薬事業の拡大を進めるとともに、農作物の安定生産と世界の人口増加に対応した食糧増産の要請に応えるべく貢献してまいります。
- PPOは、葉緑体(クロロフィル)の生合成に関与する酵素「プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ」のこと。
以上
- 本件協力の実施時期は、必要な関連当局の承認取得後になる予定です。
- 本件は、モンサント社の本社のあるミズーリ州セントルイスにおいて、現地時間の6月27日15時30分(日本時間28日5時30分)に、両社の連名による添付文書の内容を発表しております。
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