温かみと奥行きを表現する新たな有機EL照明パネルを開発 ~「ライティング・フェア 2017」に出展~
2017年02月14日
住友化学は、2017年3月7日に東京ビッグサイトで開幕する「ライティング・フェア2017(第13回国際照明総合展)」に、温かみと奥行きを表現可能な有機EL照明パネル「Layer シリーズ」を出展いたします。
「Layer シリーズ」は、住友化学の独自技術によって、発光部分の光色・形状や、透明な領域を自由にデザインできる有機EL照明パネルです。照明パネルを重ね合わせるという新たな発想で奥行きを生み出し、面光源であるが故にメタリックな印象であった有機EL照明器具に、自然な温かみを与えることができます。
「Layer シリーズ」を使用した照明器具
(左)ベッドサイドライト「Layer Light」 (右)ペンダントライト「Halfull Light」
住友化学はこれまで、多彩な光色を表現できる有機ELの特長を生かし、主に装飾用照明として製品展開してきましたが、今回の展示会では、「Layer シリーズ」を用いて株式会社キシマとデザイナー西塚孝幸氏と共同開発した、より身近な生活シーンで使用いただける照明器具も展示します。
今回展示する照明器具は、2017年4月以降、株式会社キシマが運営する店舗「Ampoule(アンプール)イオンレイクタウン店」(埼玉県越谷市)での販売を予定しています。住友化学は、照明器具に留まらず、建材、家具、店舗什器など幅広いアプリケーションでの採用を目指して、有機EL照明の開発に取り組んでまいります。
以上
ご参考
ライティング・フェア(国際照明総合展)
照明関連企業と、建築や小売企業、デザイナーなどの照明ユーザーが会し、LEDや有機ELなど最先端の製品が集まる国内最大級のあかりの総合展。2017年の開催概要は以下の通り。
開催期間 | 2017年3月7日(火)―3月10日(金) |
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会場 | 東京国際展示場「東京ビッグサイト」西1・2ホール(当社ブース:LF2023) |
住友化学の展示概要
高分子有機EL材料を用いることで、印刷による照明パネルの低コスト製造を可能にし、1.2mm厚、0.28g/cm2という驚異の薄さと軽さを実現。独自の量産技術を用いた「デュアルカラーOLEDパネル」により、各種表示板や建築照明などにおいて、お好みの図柄や色を発光させる新しい空間演出が可能に。ブースでは、さまざまな実使用シーンを提案するとともに、薄さと軽さ、有機ELの光の優しさと色彩の美しさを体感できる展示を実施する。
Layer シリーズのコンセプト
コンセプトデザイン:西塚孝幸氏
有機ELの塗布技術により多様な形状を生かして奥行きを出す。LEDの光量が足りない時に多灯することでそれを補い、広がりを作っていたように、有機ELパネルの枚数を増やし、従来技術では実現が困難であった発光面の形状を変えて重ねることで奥行き感と温かさを作る。
面発光のデメリットでもある平面的な印象が、重ね合わされることで奥行き感へと変わり、見る角度によってさまざまな表情を生み出す。そして、光量を絞るのではなく、発光する枚数を調整することで表情の違った新しい調光が可能となる。
西塚孝幸氏
デザイナー
株式会社 SOU DESIGN 代表取締役
日本デザイン福祉専門学校非常勤講師
代表作品:トイレトレイ
(http://www.soudesign.jp/)
株式会社キシマ
事業内容:リビングクラフト、住宅・店舗照明器具の製造販売および輸出入
キシマ HP: http://www.kishima.com/ Ampoule HP: http://www.ampoule.jp/
お問い合わせ
住友化学株式会社
コーポレートコミュニケーション部
〒104-8260
東京都中央区新川2-27-1 東京住友ツインビル(東館)
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