世界初、同一面でカラフルな表現が可能なシースルー導光板を開発

2017年10月24日

住友化学は、このたび、世界で初めて、同一面で多色表現が可能なアクリル樹脂製シースルー導光板を開発いたしました。今後、建材、店舗の装飾やディスプレイ、看板など幅広い用途での採用を目指します。

今回開発したシースルー導光板は、通常は透明に見えますが、端面（エッジ）から光を照射すると、多色の模様が浮かび上がる特殊な導光板で、現在4色（白、赤、青、黄）の表現に対応しています。シルクスクリーン印刷で加工でき、低コストで少量多品種生産が可能な点が特長です。

本製品には、液晶テレビ等に使用されるアクリル樹脂製導光板事業を通じて住友化学が20年以上にわたって培ってきた、導光板の印刷設計や透明インクの技術を応用しています。

11月にはカラーバリエーションを12色へと大幅に増やす予定で、引き続き、用途提案を積極的に進めてまいります。

なお、住友化学100％子会社の住化アクリル販売株式会社が、10月26日に開幕する「CMF TOKYO 2017-SENSE」に本製品を出展いたします。

以上

（ご参考）

CMF TOKYO 2017-SENSE

CMF^®とは、Color（色）、Material（素材）、Finish（仕上げ）の頭文字で、さまざまな製品の“表面材”を構成する3つの要素です。本展示会は、CMF^®に関する優れた技術とデザインの融合により、ものづくりの可能性を広げ、日本の産業を活性化することを目的としています。例年、素材や加工メーカー等が出展し、デザイナー、装飾関連企業等が参加しています。2017年の開催概要は以下の通りです。

開催期間	2017年10月26日（木）～10月28日（土）
会場	LIGHT BOX STUDIO AOYAMA（東京都港区南青山5丁目16-7） http://sense-cmf.tokyo/

住友化学の展示概要

高機能アクリルシート（商品名：テクノロイ^®）を基材としたシースルー導光板を立体的に配置。透明印刷したデザインを3次元的に見せています。立体的な演出により、平面での表現にはないアクリルシートの新しい美しさを追求しており、当社高機能アクリルシートの透明感、薄さ、軽さ、シースルー導光板の多彩な表現力を体感できます。（本展示は単色デザインとなっています）

お問い合わせ

住友化学株式会社
コーポレートコミュニケーション部
〒104-8260
東京都中央区新川2-27-1 東京住友ツインビル（東館）
TEL：03-5543-5102
FAX：03-5543-5901