十倉 雅和 社長 入社式訓示(要旨)
2018年04月02日
化学産業は、新たな技術や製品の開発による、気候変動や食糧問題など地球規模での課題克服や、人々の豊かで快適な暮らしへ貢献することが期待されている。私たちにはそうした大きな使命があることを、ぜひ、皆さん一人一人が認識していただきたい。
住友化学は、中期経営計画のスローガンである「Change and Innovation ~Create New Value~」の下、革新的な技術による新たな価値創造を通じた持続的な成長の実現を目指し、それぞれの組織・職場でアクションプランに取り組んでいる。中期経営計画の達成に向けて、新入社員の皆さんの積極的な参画を期待している。
日本では、「Society5.0」が提唱されたが、こうした新たな社会、およびその実現の過程では、われわれを取り巻く事業環境や社会のニーズは大きく変化する。ドラスティックな変革の中にあっても、住友化学は着実に事業を継続・発展させていかなければならない。皆さんの門出にあたり、3つのことをお願いしたい。
①「社会から信頼される人になる」こと
企業存続の前提は、社会から信頼されることにある。住友の事業精神の基本は、「信用を重んじ確実を旨とする」ことであり、その精神の下、住友化学は事業活動を行っている。顧客をはじめとする関係先の信頼、社会の信頼に応えることを大切にし、コンプライアンスを徹底して、誠実に行動することをまず第一にお願いしたい。
②「志を高く持ち、常に学ぶ努力を続ける」こと
住友化学の使命は、コーポレートスローガンである「豊かな明日を支える創造的ハイブリッド・ケミストリー」に表されるように、新しい価値を創造し、人類社会の発展に貢献していくこと。こうした成果を生み出し続けるためには、志を高く持ち常に学ぶという心掛けが大切である。先入観にとらわれることなく、何事にも好奇心を持ち、積極的に新しい知識を吸収するとともに、そうした過程のなかでチームワークの大切さも学び、チームの一員として目的を果たすために何をなすべきかを真摯に考え行動してほしい。
③「常にグローバルな視野を持ち、自らをグローバルな人材に成長させていく」こと
事業のグローバル化の進展により、海外で活躍する機会や、異なる文化・価値観を持つ人々と共に仕事をする機会は格段に広がっている。仕事を通じて世界中の人々と交流を深める中で、自らの考えは率直に伝えるとともに、相手の意見には真摯に耳を傾け、互いに理解しあう姿勢を持ち続けてほしい。皆さんが住友化学グループの発展を支えるグローバル人材としてたくましく成長することを心から期待している。
以上
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