中南米や東南アジアのバナナ主要生産国でプランテーション向け農業関連資材を拡販

2018年04月25日

住友化学は、このたび、エクアドルなど中南米5カ国で殺菌剤「Powmyl^®25SC」（以下、「パウミル」）を、フィリピンでは鮮度保持剤「RyzUp^®40SG」（以下、「ライズアップ」）を、プランテーション作物であるバナナ向けに新たに販売します。

「パウミル」は、収穫量を最大で50％低下させるバナナの重要病害である黒シガトカ病に優れた効果を発揮します。有効成分であるジエトフェンカルブは、これまで同病害向けに使用されてきた既存の農薬と異なる作用機作を持つことから、薬剤耐性菌の発達リスクを管理する上で、有効な手段となることが期待されています。

「ライズアップ」は、ジベレリン酸を有効成分とする植物生長調整剤で、バナナの熟成を1週間以上遅らせる効果があります。既に上市されている中南米では、欧米や日本などの遠方にバナナを輸出する際に、鮮度を保持するために広く使用されています。

なお、これら2剤は、主要なバナナ輸入国において、輸入する際に有用な残留基準値^※への対応を実施済みです。

住友化学グループは、肥料、農薬、各種農業資材など幅広い農業関連事業を展開しています。近年、バナナやオイルパームなどのプランテーションに適した製品やサービスを強化しており、今後も革新的で多様な製品群を拡充し、世界の農業の生産性向上ならびに食糧増産に貢献してまいります。

• 食品中に残留する農薬が、人の健康に害を及ぼすことのないよう、各国の行政当局が設定している基準のこと。設定基準は各国で異なる

以上

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