「住友化学グループ プラスチック資源循環に関する基本方針」の制定について

2020年06月19日

住友化学は、このたび、「住友化学グループ プラスチック資源循環に関する基本方針」（以下、「本方針」）を制定いたしました。本方針は、プラスチック資源循環の実現とプラスチック廃棄物問題の解決に向けた当社グループのコミットメントを示したものです。

プラスチックは、自動車や航空機、電子機器、各種包装材など、さまざまな用途に用いられ、人々の生活を支える有用な素材です。一方、使用後の適切な処理・再利用が十分に行われておらず、海洋プラスチックごみ等の環境問題が世界的な課題になっています。

住友化学は、経営として取り組む最重要課題（マテリアリティ）の一つに、プラスチック資源循環への貢献を掲げています。長年にわたり取り組んできた樹脂の薄肉化や詰め替え容器に適したフィルム向け材料などプラスチックのリデュース、リユースにつながる製品の開発・供給に加え、近年は他企業やアカデミアと共同で複数のケミカルリサイクル技術の開発も推進しています。また、これらの取り組みを加速させるため、2020年4月、環境負荷低減に関する技術開発を行う研究グループを新設し、体制を強化しました。さらに、「Alliance to End Plastic Waste（AEPW）」をはじめ国内外のアライアンスにも積極的に参画し、個社では対応が困難な課題の解決にも注力しています。今後は、本方針に沿って、プラスチック資源循環の実現とプラスチック廃棄物問題の解決に向けた取り組みを一層推進していく考えです。

住友化学グループは、事業を通じてサステナブルな社会の実現に貢献するとともに、自らの持続的な成長を果たすべく、これからもグループ一丸となってプラスチック資源循環などの課題解決を目指してまいります。

以上

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