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当社役員が化学工学会賞で「女性賞」を受賞

2021年03月08日

住友化学の執行役員である福田加奈子は、このたび、公益社団法人化学工学会(以下、「化学工学会」)による2020年度の化学工学会賞において「女性賞」を受賞いたしました。

化学工学会は、化学工学の学術的水準の進展を支え、人材を育成し、それらの成果を社会に有機的に還元するための中心的学会として活動する学術団体です。11年に創設された「女性賞」は、化学工学または化学関連産業に関わる技術上の優れた業績を上げた、あるいは、化学工学に関する優れた研究を行い、かつ男女共同参画推進のための制度や環境の整備に貢献した個人に授与されます。

福田は、高分子添加剤の応用研究や国内外営業などの業務に従事した後、13年にCSR推進室(現サステナビリティ推進部)部長となりました。15年に国連サミットで持続可能な開発目標(SDGs)が採択されたことを受け、「化学企業こそがSDGsに貢献できる」という強い思いから、住友化学グループ3万人以上の社員を対象とした独創的かつ先駆的な活動に着手し、「サステナブルツリー」1をはじめ当社グループのSDGs関連の取り組みを先導するとともに、講演などを通じて広く情報発信し社内外でのSDGs普及に貢献しました。また、化学工学会においては、SDGs検討委員会のメンバーとして、女性のエンパワーメント原則(WEPs)2会合などを通じて得た経験や知識を生かし、「札幌宣言※3」におけるジェンダー平等の視点を提案するなど宣言の策定にも寄与しました。こうした業績が高く評価され、今回の受賞に至りました。なお、福田は現在、住友化学ヨーロッパ(ベルギー)で副社長として勤務しており、21年4月1日付で同社の社長に就任する予定です。

住友化学は、経営として取り組む重要課題の一つに「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」を掲げ、KPIを設定しています。本日の「国際女性デー」に際してもグループを挙げて啓発活動を行っており、今後も、設定したKPIの進捗を確認しながら、その達成に向けグループ全体で積極的に取り組んでまいります。

※1 SDGsへの貢献事例や決意などを社内専用ウェブサイト上に投稿する取り組み

※2 Women’s Empowerment Principles 国連グローバル・コンパクトと国連女性機関が10年3月に共同で作成した女性のエンパワーメントに自主的に取り組む企業の行動原則

※3 19年に化学工学会と国連工業開発機構が共同で発表した「国連持続可能な開発目標に関する宣言-人々のWell-beingのための化学工学-」

以上

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