2050 年カーボンニュートラル実現に向けて石油化学部門から「エッセンシャルケミカルズ部門」へ名称変更
2022年02月25日
住友化学は、2022 年4 月1 日付けで、石油化学部門の名称を「エッセンシャルケミカルズ部門」へ変更することといたしました。新たな名称には、50 年カーボンニュートラルをはじめ大きな転換期を迎えている時代の要請に応じたエッセンシャルな化学製品・技術を提供し続けるという使命の下、事業改革を目指す強い決意を込めています。
石油化学部門は、エチレンやプロピレンなどの基礎化学品のほか、プロピレンオキサイド等の工業化学品、ポリオレフィンやアクリル樹脂をはじめとするプラスチックなど、多岐にわたる素材を扱っています。これらは、フードロスの削減に資する食品包装材料や自動車の軽量化材料など、さまざまな産業や人びとの生活を支える基幹素材として、Quality of Life の向上に貢献しています。そのため、住友化学は、本事業がこれからの社会にも必要不可欠(エッセンシャル)であり続けると考えています。
さらに近年、世界的な環境意識の高まりを受けて、化学産業には、イノベーションを生み出し、事業を通じた社会全体のカーボンニュートラル達成への貢献が求められています。そうした中で、住友化学グループは、革新的技術の開発および社会実装に向けて、さまざまな取り組みを推進しています。既に、ごみを原料としたポリオレフィン製造やメタノール合成、廃プラスチックの化学的分解による原料化、アクリル樹脂のケミカルリサイクル実証設備の建設、リサイクル材を原料とする自動車部材向けポリプロピレンコンパウンド販売、環境負荷低減に資する製造技術のライセンス供与および触媒の開発などを進めています。4月以降はエッセンシャルケミカルズ部門として、事業モデルの改革を加速させ、長年にわたり培ってきた研究開発力と知見を生かして、新たな時代の要請に応えるエッセンシャルな化学製品や技術のラインアップ拡充に努めていきます。
住友化学は、「事業活動を通じて人類社会の発展に貢献する」を経営理念に掲げています。これからもグループを挙げて、経済価値と社会価値を一体的に創出し、持続的な成長とともに、サステナブルな社会の実現への貢献を目指してまいります。
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