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岩田 圭一 社長 入社式訓示(要旨)

2022年04月01日

本日、住友化学への入社の日を迎えられた皆さんを心から歓迎する。ウクライナ情勢やエネルギー価格高騰などの動きもあるが、全人類共通の課題ともいえるカーボンニュートラル(CN)に向けた世界的な潮流は確実だ。そこで必要とされるイノベーションや社会実装において、化学産業の果たす役割は極めて重要だと考える。CNのターゲットである2050年までの期間は、皆さんが社会人として成長していく時期と重なり、その重要な役回りを担うことを期待している。50年の目標達成に向け、皆さんと共に、当社グループのGHG排出量をゼロに近づける「責務」と、技術や製品を通じて社会全体の排出削減に寄与する「貢献」を果たしていきたい。このような新しい時代を歩む門出にあたり、3つのことをお伝えしたいと思う。

1. 住友化学で働くことを通じて、人生のやりがいを実現する

長きにわたって蓄積してきた技術や商流、国内外の豊富な人脈、そして、信用力と組織力を生かし、これらの強みを持つ住友化学という大舞台で、各々の役を演じきってほしい。自身の仕事が社会を良くすることに直接つながっているという実感=やりがいをぜひ味わってほしい。

2. 世界を意識して仕事をする人材になる

私が入社した40年前、当時のトップが話した言葉は今でも忘れたことはなく、会社生活の指針の一つとなっている。それは「君たちの競争相手は、近くにいる会社の同僚ではなく、世界の同業各社の若者である。世界を相手に戦っていることを常に忘れないでほしい」というものだ。世界を意識しながら自己啓発や仕事に取り組み、グローバルレベルの人材へと成長することを期待する。

3. 安全文化ならびにコンプライアンスの重要性を肝に銘じる

住友化学では「安全をすべてに優先させる」という理念を従業員全員で共有しながら業務にあたっている。この点について、これからの研修や現場実習などを通じてしっかり学ぶこと。また、企業は社会からの信頼で成り立っている存在であり、それだけにコンプライアンス違反はその信頼を一瞬にして失わせ、企業の存立を危うくしかねない。コンプライアンスの重要性を肝に銘じて行動してほしい。

以上

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