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「人とくるまのテクノロジー展2023」出展のお知らせ

2023年05月18日

住友化学グループは、2023年5月24日(水)~26日(金)に横浜市で、7月5日(水)~7日(金)に愛知県で開催される「人とくるまのテクノロジー展2023」に出展いたします。今回は、「モノづくりの責任にモノづくりで応える」をコンセプトに、再生プラスチック、高性能エンプラ、センサー・バッテリー関連部材など、2050年カーボンニュートラルや自動運転車に貢献する20の製品・技術・サービスを展示します。ぜひ会場またはオンラインでご参加ください。

  • 当社グループのブースイメージ

【展示内容(一部)】
<独自技術による高品質な再生プラスチック>
再生ポリプロピレンの開発と「静脈企業」との業務提携
当社独自の材料配合およびコンパウンド技術により、一般的な再生ポリプロピレンと比べて衝撃や熱に強い特性を有する高品質な再生ポリプロピレンを展示します。また、年間約24万台の使用済み自動車の破砕・選別を行う総合リサイクル企業・リバー株式会社と共同で進めている廃プラスチックの再資源化の取り組みについてもご紹介します。

  • 住友化学とリバー株式会社による使用済み自動車の資源循環の仕組み

■木材繊維強化再生ポリプロピレン
植物由来の材料を使用し、より環境にやさしい再生ポリプロピレンを開発しています。再生ポリプロピレンに木材繊維を配合することにより、従来品と同程度の剛性を持ち、かつ軽量な素材の開発を実現しました。住友林業株式会社と連携し、計画的に植栽、伐採された木材や再生材をグローバルで調達、拡販する計画です。森林によるCO2吸収などにより、製品のライフサイクル全体でGHG排出量削減に貢献できるほか、木材由来の自然な風合いを表現でき、自動車部品のデザインの幅が広がります。ぜひ会場で、サンプルをお確かめください。

  • 木材繊維強化再生ポリプロピレンの製造とマテリアルリサイクル

多様な原料で環境負荷低減>
リサイクルアクリル樹脂
2種類のリサイクル技術(ケミカルリサイクル/マテリアルリサイクル)を活用したアクリル樹脂の再生品を紹介します。当社は、22年末にアクリル樹脂のケミカルリサイクルの実証設備を新設し、アクリル樹脂を高品質に再生する技術の実証と量産化の準備を進めています。
当社は、自治体やさまざまな企業との連携を通し、使用済みアクリル樹脂の回収から再資源化までの一貫した資源循環システムの構築を目指しています。当社のリサイクル技術を活用して得られるプラスチック製品などを対象にしたブランド「Meguri®」第1号となるリサイクルアクリル樹脂をご覧ください。

  • アクリル樹脂のケミカルリサイクルの仕組み

  • アクリル樹脂ケミカルリサイクルの実証設備

■環境配慮型ポリオレフィン
従来の化石由来原料の代替として、“可燃性ごみ”をリサイクルして得られる“ごみ”由来エタノール(積水化学工業社製)や、バイオエタノール、廃プラスチックを原料とし、かつ従来品と同等の品質を持つ環境配慮型ポリオレフィン製造の取り組みをご紹介します。

  • 環境に配慮したエタノール由来のエチレン試験製造設備

【展示会概要】
「人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA」
会期:2023年5月24日(水)~26日(金)
場所:パシフィコ横浜
オンラインステージ:5月17日(水)~6月7日(水)

「人とくるまのテクノロジー展2023 NAGOYA」
会期:2023年7月5日(水)~7日(金)
場所:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
オンラインステージ:6月28日(水)~7月19日(水)

 ※展示会場およびオンライン会場への入場には無料の来場登録が必要です。
  公式サイト:https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/

以上

お問い合わせ

住友化学株式会社
コーポレートコミュニケーション部
https://www.sumitomo-chem.co.jp/contact/public/