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医療用オリゴ核酸CDMO事業の米国CRO拠点設立について

2025年04月02日

住友化学は、2025年4月1日に米国マサチューセッツ州マールボロに、医療用オリゴ核酸CDMO事業1のCRO2拠点となる新会社(Sumitomo Chemical Advanced Medical Solutions America LLC、略称「SC-AMSA」)を設立いたしました。25年8月を目途に顧客向けサンプル提供を開始する予定です。

住友化学は、2013年に核酸医薬原薬の受託製造事業を開始し、近年はゲノム編集治療に必要なgRNAと呼ばれる長鎖核酸の量産化に取り組んできました。従来の核酸医薬原薬の数倍(約100mer※3)の鎖長を持つgRNAを、約90%の高純度かつ高収率で量産する技術を世界で初めて※4確立し、大分工場に製造プラントを新設、2024年度には複数の顧客向けの出荷を開始いたしました。

米国マサチューセッツ州ボストンにはgRNAを必要とする創薬ベンチャーが集中しております。住友化学は、ボストン近郊のマールボロに立地する新会社からgRNAのサンプルを提供することにより、顧客と密接なコミュニケーションを図るとともに、顧客ニーズにスピーディに対応してまいります。

住友化学は、グループの中長期戦略において、食糧、ICT、ヘルスケア、環境の4分野を、グループのイノベーティブな技術で解決する社会課題として定めています。当面の成長ドライバーと位置づけるアグロ関連およびICT関連の両領域に続く次の成長領域として、昨年10月にアドバンストメディカルソリューション部門を設立しました。世界最大の医薬品市場である米国においては、今回設立した新会社を今後機能強化し、医療用オリゴ核酸CDMO事業の橋頭堡きょうとうほといたします。加えて、高度化低分子医薬CDMO事業や、再生・細胞医療事業に関しても米国への進出ならびに事業拡大検討を進めてまいります。

※1 Contract Development and Manufacturing Organizationの略。顧客向けの製法開発、製造などの受託事業。住友化学は、低分子医薬原薬・中間体、医療用オリゴ核酸、ならびに再生・細胞医薬に関するCDMO事業を展開しています
※2 Contract Research Organization の略。医薬品開発業務受託機関
※3 merとは、核酸分子の最小構成ユニットであるヌクレオチドが、核酸分子中にいくつ含まれるか、その個数を表す単位
※4 gRNAを約90%の高純度で量産する技術について。2021年10月4日発表時点。当社調べ

米国新会社の概要

会社名

Sumitomo Chemical Advanced Medical Solutions America LLC
(略称:SC-AMSA)

所在地 米国マサチューセッツ州マールボロ
設立年月 2025年4月1日
社長 今田 克之
事業内容 医療用オリゴ核酸CDMO事業の営業およびサンプル製造
持分比率 住友化学99%、住友化学アメリカ1%

以上

お問い合わせ

住友化学株式会社
コーポレートコミュニケーション部
https://www.sumitomo-chem.co.jp/contact/public/