コミュニティへの貢献

コミュニティ貢献活動の基本的な考え方

住友化学グループは、自社グループの経営理念やサステナビリティ推進基本原則に基づき、次の3点を基本的な考え方としてコミュニティに貢献します。

地域との共生
私たちは、各事業拠点の地域との結びつきや貢献を重視し、当社グループならではの知見を活かして、課題の解決に貢献します

一人一人の成長
私たちは、コミュニティ貢献活動を通じて、事業を通じた社会価値の創出を後押しできるような、一人一人の気づきと成長を目指します

共感の輪

私たちは、コミュニティ貢献活動に取り組む私たちの思いや取り組み内容、得られた気づきなどをグループとして一体感をもって発信することにより、さまざまな関係者に共感の輪を広げます

取り組み事例

  • 住友化学の社会貢献活動の図

  • 荒川河川敷の清掃

    東京都内の荒川河川敷で、役職員30人が、ボランティアで清掃活動を行いました。近辺で活動するNPO法人の方から河川ごみの発生原因について説明を受けた後、河川敷の堆積物を掘り、プラスチック包装の切れ端など、30袋以上のごみを回収しました。参加者たちは、清掃活動を通して、資源循環の取り組みの重要性を改めて認識しました。

  • 出前授業(三沢工場)

    三沢工場では、近隣にある小学校の主に5・6年生のクラスを対象に出前授業を行いました。社員が講師として学校にお伺いし、工場の仕事内容や製品の紹介を行った後に、吸水性ポリマーを使って「水が落ちないコップ」などの身近で不思議な化学実験を一緒に体験しました。児童たちは、実験に目を輝かせて、「化学は不思議で面白い」という感想が寄せられました。

  • 被災地復興支援

    2011年の東日本大震災以来、震災の記憶を風化させないために社員参加型の継続的な取り組みを実施しています。複数の社員食堂で、被災地の復興支援活動として「三陸・常磐もの」の水産物や野菜を食材として利用し消費拡大を応援しています。また、東京本社で「三陸・常磐もの応援ふくしまマルシェ」を開催しました。

  • 大阪市内の清掃活動

    住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社(SES)は2022年度にSDGs事業認定を受け、その一環として本社近隣を対象に毎月1回の頻度で、SESDGs(SESとSDGsを掛け合わせた造語)清掃活動に取り組んでいます。道修町ビル清掃活動の一環である大阪マラソン“クリーンUP”作戦に賛同し、同じビルに入居する各社とともに道修町周辺で清掃活動を行いました。晴天にも恵まれ、参加者は気持ちよく大阪の街並みをきれいにすることができました。住友化学グループ各社では、今後とも地域の美化と環境保全に取り組んでいきます。

  • 米国「自利利他」公園

    Jiri-Rita Prairie Parkは、Valent BioSciences 社(VBC)のアイオワ州オーセージ工場に隣接した敷地に2022年に設立されました。「自利利他 公私一如」という住友の事業精神にちなんで命名されたこの公園は、農地から34エーカー(14ヘクタール)もの自然の草原が復元されており、多様な生物の生息地となっています。太陽光発電設備も備えた公園内は地元の野外活動や、花粉を運ぶ昆虫たちの保護区にもなっており、散歩道や展示庭園を通じて地域社会にサステナビリティの重要性を伝えています。

  • 「子供の森」大使来訪

    住友化学グループは、1974年の入会以来長年にわたって「公益財団法人オイスカ」の活動を支援してきました。役職員の寄付金額に会社がマッチングする支援により「子供の森」の植林に取り組むタイとインドネシアの子供たちの代表が、住友化学大阪工場を訪れ日本語で活動報告を行いました。「活動が生態系の回復に貢献している喜びを感じながら、日々頑張っています!」と話す姿は、会場およびオンライン中継で参加した参加者の心に響き、私たちの支援の意義を再認識する機会になりました。