アフリカにおけるマラリアの現状
1分に一人の割合で大切な命が奪われています。
犠牲者の多くは5歳以下の幼い子どもたち。
マラリアという病気
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ハマダラカ
マラリアは「ハマダラカ」という蚊が媒介する、主に熱帯で発生する感染症です。マラリア患者を吸血することによりマラリア原虫を体内に取り込んだ蚊が健康な人を吸血する際に、原虫を健康な人に送り込むことで感染を引き起こします。
2022年には、世界で年間約2億4900万人がマラリアに感染し、約60万8000人が死に至りました(「World Malaria Report 2023」)。その90%がサハラ以南のアフリカで発生し、犠牲者の多くは5歳以下の子どもたちです。
マラリアのリスクのある国
デング熱とは
デング熱も蚊によって媒介される感染症のひとつです。中南米や東南アジア、アフリカの一部地域で多く発生しています。世界でのデング熱の発生はこの20年間で著しく増加しており、公衆衛生上の大きな課題となっています。また、気候変動による気温上昇がもたらす病気を媒介する蚊の分布の変化や、人々のグローバルな移動により、感染拡大のリスクが高まっています。
Countries/territories/areas reporting autochthonous dengue cases (November 2022- November 2023) *
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* Based on most recent available data (the data should be interpreted considering the differences in reporting rates and case definitions between the regions).
(出典:World Health Organization)