「サステナブル マテリアル展」出展のお知らせ
2024年10月22日
住友化学グループは、サステナブルな製品に特化した商談会「サステナブル マテリアル展」に出展いたします。
本展では、当社の強みであるGX(グリーン)、DX(デジタル)、BX(バイオ)関連のアセットを活用した独自の製品・技術を、【資源循環】【温室効果ガス(GHG)可視化】【省エネ】【カーボンネガティブ技術】【新素材】に分類して展示いたします。ジオラマやCG動画、VRゴーグルなどを使って、製品・技術の特長や実際の使用シーンを分かりやすくご紹介します。
サステナブルな社会の実現に貢献する当社製品・技術を、ぜひ会場でご覧ください。
1.展示会概要
高機能素材Week東京展 第4回サステナブル マテリアル展(通称SUSMA)
会 期: 2024年10月29日(火)~31日(木) 10:00~18:00(最終日のみ17:00終了)
場 所: 幕張メッセ 8ホール(当社ブース番号47-52)
ウェブサイト:https://www.material-expo.jp/tokyo/ja-jp/visit/susma.html
※展示会への入場には、下記URLからの事前登録が必要です。
入場者用バッジ登録フォーム
2.出展内容
【資源循環】
① 資源活用プラットフォーム「Biondo」 (GX,DX,BX関連)
当社が培った網羅分析技術とデータベースを基盤として、天然素材の売りたい人と買いたい人をつなげるプラットフォームです。売りたい人は、「成分分析・レポート」により素材に隠された複数の価値を発見できます。買いたい人は、「素材検索データベース」から機能性成分と紐づけて素材を検索でき、「取引先開拓」により売りたい人とコンタクトできます。
ウェブサイト
② 廻(めぐ)る炭素のストーリー (GX,BX関連)
・当社が考えるバイオマス、廃プラスチック、CO2等を原料とする炭素資源循環システムについて、ジオラマを使ってご説明します。本循環システムを回すためのキーになる当社技術もご紹介します。
ウェブサイト
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バイオマス
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廃プラスチック
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プラスチック製品
・廃プラスチックの各種リサイクル技術と製品をご紹介します。
製品名 |
リサイクル技術 |
備考 |
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ノーブレン® Meguri®
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ポリプロピレンのマテリアルリサイクル |
静脈産業との連携による高品質な再生プラスチックの安定供給。 |
SUMIKA ACRYL SHEETTM |
アクリル樹脂のマテリアルリサイクル |
アクリルシート製造時のCO2排出量はリサイクル品で約40%削減。 |
スミペックス® |
アクリル樹脂のケミカルリサイクル |
ドロップインリサイクル(既存の設備そのままに、素材をリサイクル材に置き換え)を実現。 |
・バイオマス、廃プラスチック、CO2以外の炭素源からも、プラスチックを生産する技術を開発中です。回収メタンから生まれる樹脂を使用することで、GHG排出削減に貢献する技術もご紹介します。
2022年5月31日リリース「住友化学とニューライトテクノロジーズ社、微生物によって生産されるカーボンネガティブな樹脂を用いた自動車・繊維向け材料の共同開発に着手」
【GHG可視化】
③ 製品カーボンフットプリント(CFP)算定システム「CFP-TOMO®」 (GX,DX関連)
住友化学は、製品ライフサイクルの各過程で排出されたGHG排出量をCO2排出量に換算して表すCFPを、簡易かつ効率的に算定できるシステム「CFP-TOMO®」*を自社開発し、他社に広く無償で提供しています。
*「CFP-TOMO®」は、公益社団法人新化学技術推進協会の第23回グリーン・サステナビリティ ケミストリー賞の経済産業大臣賞と環境大臣賞を受賞しています。
製品カーボンフットプリント(CFP)算定ツール CFP-TOMO®
【省エネ】
④ 温調樹脂「コンフォーマ®、ヒートレージ®」 (GX関連)
20~35℃の温度域で、温度調節機能を有する樹脂です。衣服・寝具などに応用することで、暑い時は吸熱し、寒い時は放熱し、快適な温度をより長時間の保持ができるので、家庭内のエアコン負荷低減が期待できます。
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⑤ 超高純度アルミニウム SUPRAL® (GX関連)
超高純度アルミニウムは高い耐食性と優れた電気・熱伝導性を有し、材料の長寿命化や省エネ効果が期待できます。当社は、最高99.9999%(6N)の超高純度アルミニウムの量産が可能です。
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⑥ GaN基板・エピウエハ (GX関連)
次世代パワーデバイスや光・電子デバイス用半導体材料として期待される高品質GaN基板や高純度GaNエピタキシャルウエハを提供します。GaNパワーデバイスは、データセンターにおけるサーバー電力の省エネルギー化や、電気自動車(EV)の航続距離を伸ばすためのバッテリー電力変換効率向上などを実現し、環境負荷低減への貢献が期待できます。展示会では、6インチGaN基板を展示します。
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【カーボンネガティブ技術 】
⑦ MycoApply®(菌根菌) (GX,BX関連)
土壌中に生息する有用微生物の一種「菌根菌」は、植物の成長と土壌の健康向上等の利点に加えて、カーボンネガティブ*へ貢献する可能性があります。展示会では、VRゴーグルを着用して菌根菌の作用する植物の根系をご覧いただけます。
*製品カーボンフットプリントがマイナスの値になること
住友化学レポート2024
【新素材】
⑧ 易複合化ポリプロピレン (GX関連)
補強材(例:フィラー)や極性樹脂などの異種材料と簡単に混ぜ合わせることが可能なポリプロピレンです。既存のポリプロピレンと同等の力学物性を有し、成形条件を変えずに、取り扱うことができるため、さまざまな分野や用途での検討が可能です。
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(左)ポリプロピレン/アクリル樹脂、(右)易複合化ポリプロピレン/アクリル樹脂
⑨ 有機フォトダイオード(OPD)材料 (GX,DX,BX関連)
可視光から短波赤外線(SWIR)まで幅広い波長をセンシングできる次世代のセンシング材料です。目に優しい波長領域で受光調整が可能であり、毒性元素を含まないため環境にも優しい素材です。展示会では、指紋認証用デバイスと水位計用デバイスを用いたデモンストレーションを予定しています。
問い合わせ先
代表窓口:技術・研究企画部 TEL: 03-5201-0223
以上