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生物環境科学研究所

変異原性試験(Ames試験)

住友化学の製品の「人の健康」と「環境」に対する影響を、最新の科学知識と最先端の技術を用いて評価しています。
また、トキシコゲノミクスといったオミックス(網羅的解析)研究、ES細胞に関する基礎研究、応用研究などに取り組むことにより、ライフサイエンス研究のさらなる強化とスピードアップを目指しています。

主な研究内容

オミックス技術を用いた生体と化学物質の相互作用の統合解析

近年、その重要性が注目されている遺伝子やタンパク質の発現変動解析(ゲノミクス・プロテオミクス)、さらに代謝物の濃度変動解析(メタボロミクス)を基に、当所が蓄積してきた膨大なデータを活用しつつ、バイオインフォマティクスを駆使した安全性予測や診断、毒性発現メカニズムの解明研究等を行っています。

  • 1.データサーバー
    膨大なデータをサーバー内で一元管理しています。
  • 2.パスウエイ解析
    発現変動を示した遺伝子やタンパク質、代謝物などが生体内でどのような作用に関わっているのかを解析します。(米国GeneGo社“MetaCore”使用)
  • 3.階層的クラスタリング
    遺伝子やタンパク質の発現変動パターンを解析して、化合物が生体に与える影響の類似性を評価します。

ES細胞・iPS細胞を用いた安全性評価研究

ES細胞※1・iPS細胞※2は、様々な条件で培養することで、体を構成する種々の細胞へと分化誘導することができます。当所では、化学物質のヒトへの影響評価の精緻化、実験動物の使用削減(安全性評価のin vitro化)などを目指し、ES細胞・iPS細胞を活用した安全性基盤研究を行っています。

  • ※1ES細胞: Embryonic Stem Cells(胚性幹細胞)
  • ※2iPS細胞: induced Pluripotent Stem Cells(人工多能性幹細胞)
  • 1.ヒトES細胞(KhES-1株/京都大学にて樹立)
  • 2.ヒトES細胞由来神経細胞(免疫染色像)
  • 3.ヒトES細胞由来網膜色素上皮細胞(位相差像)
  • 4.同上(免疫染色像)

化学物質の安全性評価におけるin silico予測技術の開発

コンピュータを用いた安全性評価研究

コンピュータを用いた迅速かつ高精度な安全性予測手法の確立を目指して、毒性メカニズムに基づいた安全性予測技術や細胞のシグナル伝達のシミュレーション技術の開発等に取り組んでいます。